スタッフブログby管理栄養士

妊娠してからでは遅い!腸のコンディションを整えるのは妊活からが重要

  • 2017.9.29

こんにちは。
栄養士の冨山です。

 

みなさん、食べたものがそのままカラダの中に取り込まれ、栄養状態に反映されると思っていませんか?

実はそうではありません

口から入った食べ物はいくつものプロセスを経て最終的に腸から体内へ取り込まれますが、それまでのプロセスで消化液の量やバクテリア、胃腸のコンディションなどで、「栄養吸収の差」が生じてきます。

この消化吸収のはたらきは加齢とともに衰えてきます。

そこで大切なのが食べ物をしっかり体内に取り込むからだづくり

腸は消化管の末端の臓器ですが、腸内環境が悪ければせっかく栄養を摂取してもうまく体内に吸収されなかったり、逆にからだに有害な物質を発生させる事になってしまいます。

 

妊娠しやすいからだをつくるためには、まず腸内環境を整える事が大切

また、妊娠した場合、腸内環境はお腹の中の赤ちゃんにも関わってきます。

赤ちゃんがママから授かる物の1つに腸内細菌があります。

自然分娩後の赤ちゃんの腸内にはママから受け取った微生物が暮らし始めますので、赤ちゃんのためにもできるだけ良い腸内環境を保っておく事が必要です。

 

そこで、今回は腸内環境を整えるための食事について紹介します。

 

 

腸内環境を整えるってどういうこと?

 

腸内環境を整えるために知っておいて欲しいのが、私たちの腸に棲む腸内細菌の存在です。

私たちの腸の中には多種多様な腸内細菌が100〜1000種類絶えず生育しており、その数は1000兆個になるといわれ、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに分類されます。

腸内細菌

心身の健康維持、アンチエイジング作用、免疫系の活性化、ビタミンの産生など、人に有用な働きをするのが「善玉菌」。

腐敗産物や発がん物質の産生、各種疾患への関与など有害な働きをするのが「悪玉菌」。

腸内の善玉菌が多いときはおとなしいけれど、悪玉菌が多くなると一緒になって悪さをするのが「日和見菌」です。

ですので、私たちの腸内を 善玉菌寄りの環境に整えて、日和見菌が悪玉菌に加勢しない状況にする ことが大切になるのです。

 

また、妊娠の成立や継続には栄養素が必要不可欠。

でも腸内環境が悪ければ体内に吸収されないばかりか、免疫の低下や混乱を招いてしまいます。

免疫力が低下すると病気にかかりやすくなったり、混乱するとからだを守るために攻撃する相手を間違えてアレルギー症状を引き起こすだけでなく、 精子や受精卵を排除してしまったりと妊娠の成立や継続を妨げてしまう恐れ があります。

つまり、腸内環境は妊娠や出産のための体内環境にとっても大きな影響を及ぼすという事を覚えておきましょう。

 

 

腸内環境を整えるには「育菌」と「発酵食品」を!

 

◆善玉菌を育てる!

腸内を善玉菌寄りの環境にするにはどうすればいいのでしょうか。

それは、私たちのお腹に棲んでいる善玉菌を育てる「育菌」と善玉菌自体を摂るための「発酵食品」を取り入れる事です。

腸内細菌は生き物なので、エサを必要とします。

そのエサが「食物繊維」と「オリゴ糖」です。

ゴボウ、豆類(大豆、インゲン豆など)、海藻類、こんにゃくなどが食物繊維を多く含む食品です。

バナナ、アスパラガス、牛乳、はちみつなどがオリゴ糖を含む食品です。

また、大豆やごぼうは食物繊維とオリゴ糖両方を含んでいます。

 

◆良好な腸内環境に欠かせない発酵食品

食材は発酵すると栄養価が大幅にアップします。

発酵は微生物の働きによって物質が変化し、私たちにとって有益な作用をしてくれます。

発酵食品そのものに乳酸菌などが含まれており、微生物の働きによって作り出された酵素や成分をしっかり取り入れることができて腸内環境を良好に保つことができます。

<発酵食品>

納豆(血流の改善効果や、整腸作用、抗酸化作用)、味噌(コレステロール吸収を抑制、老化防止)、漬物(疲労回復、整腸作用)、ヨーグルト(整腸作用、骨粗しょう症予防、コレステロールの抑制、抗がん作用)、キムチ(腸内環境を整える、消化を助けて腸内環境を改善)、チーズ(骨粗しょう症予防、皮膚や粘膜の保護、脂肪の燃焼)など

 

腸内環境を整えるためにも発酵食品は毎日食べることがおすすめ。

悪玉菌は肉などの動物性タンパク質を大変好みます

お肉を食べるときには特に食物繊維の多い野菜や発酵食品を一緒に食べましょう。

味噌汁や納豆、かつお節、漬物…考えてみると和食には発酵食品を使ったお料理がたくさん。

是非毎日の食事に取り入れてみてはいかかでしょうか。

 

腸内環境を整えるお手軽薬膳レシピ

鶏肉のピリ辛味噌チーズ

カテゴリー:妊活期